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契約的束縛・誘惑なる秘密
第20章 日本ー因果応報
「どうなってると言われても困ります、それにルークは説明しなかったんですか?
何て言えば良いんでしょう‥‥遺物はこの地球上の全てを見、全ての力が集まる場所なんです、即ちアリアンからは私達の行動全てが見えている、それが遺物という存在」
「仁科さん、それじゃ流石に‥‥
もっと簡単に言えば、私と仁科さんとアリアンは繋がっていて、私達が見るもの感じるものをアリアンも見て感じてるんです、だから困った時にアリアンが遺物から飛び出てしまうんですよね‥‥これも説明が変かな??」
本郷さんと宮野さんは、困ったような考えているような顔、これは分かるよ私も同じだったから‥
違うのは、聞いているだけと実際繋がっているかの差、初めてアリアンを見た時、私だって驚いたんだよ。
「‥‥‥これ以上話していると、本当にアリアンが出て来そうな気がします、幾らなんでも今は不味いかと‥‥
此処の者に追い掛けられるか返り討ち、どちらも都合が悪い」
「東京に帰ってからだね仁科さん?」
「そうなるかと‥‥
私も本郷さんと宮野には引き合わせた方が良いと思いますので、一旦保留ですがね」
「保留か‥‥」
「保留かよ‥‥」
「そんなものだと、簡単に把握だけして頂ければまあ‥‥」
話は出したけど歯切れが悪い、だって本当に出て来れば‥‥‥子供が走り回っているとしか思えないもの!
と、今は絶対に言えない。