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契約的束縛・誘惑なる秘密
第20章 日本ー因果応報
もう少し説明が必要かな?
そうは思ったんだけど、意外に時間が経っていたらしく、磐田さんが部屋に入って来た事で、この話はおしまい。
「準備が出来た付いて来い」
「「「「‥‥‥‥‥」」」」
そう言われて、私達は昨日周防老と話をしたあの部屋に通された‥
丸卓に向かい合って私と周防老、その周りに本郷さん達が座り、昨日の話の続き‥‥になる。
「・・昨日直ぐに若いもんを金沢に飛ばせた、更に金沢にある周防の家にも連絡を取った・・
・・・美登理は確かに金沢に居ったらしい、それを金沢の周防はワシに黙っておった、全ては美登理の意思だと」
「‥‥‥それで‥‥‥」
聞きたくない、その気持ちはまだある‥
でも仁科さんの、ただ"居る"だけ発言に、私は聞くだけは聞こうという気にはなったよ、ただ"聞く"だけかも知れないけれど。
「・・昨日ワシが言った通り、北代の話から美波という名を付け養護施設に預け、美登理自身は病院に居たそうじゃ」
「病院?」
「・・・手遅れの心疾患・・・
身籠っている時から何度も発作を起こしていたらしい、だが産まれる子供の命が優先と、必要最低限以外の薬は飲まず、産んでからは歩けない程に体力が低下、その先は言わずとも分かるであろう?」
「‥‥‥‥‥」