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契約的束縛・誘惑なる秘密
第22章 日本ー仮拠点完成
不審者が侵入していたけど。
アリアンが乱入して、日本支部が大変な事になったけど。
そんな事は些細なんだって出来事があったの。
そう!
仁科さんが手配を進めていた建物を借りられたの!
そりゃまだショーとかは出来ないけれど、私達だけの拠点、夢にまで見た日本での拠点に、漸く辿り着いたんだね。
「日本支部の少ない手勢を使い、最低限の改装はしましたが、まだまだ足りない物や人は多いです」
「でもさ、俺達だけの拠点!」
「そうだな。そう思えば愛着もひとしおと言ったところだな」
「やっと……やっと、帰って来れたんですね、みんなと一緒に」
借りたのは、あの早乙女会長が所有する別荘の1つ。
此処を仮拠点として、伴田さん達と繋ぎを取り流通と連絡網は確保。
後は、ショーを行える確実なスタッフと、記憶を操作出来る闇医者、これはルークが中央を介して手配するみたい。
「先ずは慣れる為に、お試し調教といきたいものだ。
最近は『堕とす』調教はしていないからな」
確かに本郷さんの言う通り、同じ調教でも既に調教された調教者を使うのがメインだった。
それに私と仁科さんは、リンリンの調教途中で香港に来てしまい、堕ち調教は中途半端。
やっぱり、お試し調教は必要だよね。
「という事は調教者の確保……になりますが、誰がやります面接?」
ああ!
調教者を見つける面接は、ずっと櫻澤さんの仕事で、仁科さんも、本郷さんも、宮野さんも、それには関わっていない。
「確か……
ビラ配りからだったな。
元すら残っていないんだ、作り直しになるだろう」
「ねぇ美波。
美波はビラを覚えてる?」