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契約的束縛・誘惑なる秘密
第22章 日本ー仮拠点完成

◇
「宮野、日本支部に発注する分は決まりました?」
「必要そうな物はリストアップしたけどさー今回お試し調教なんだろ?
モニター類とか必要かなぁと思ったり、本格的な舞台道具とか、どうしよう仁科ぁ??」
調教に必要な最低限の道具はさ、ちゃんとリストアップしたよ。
でもさ、お試し……って言っても、後で本格運用とかになったら、また発注とか面倒にならね?
そんな事を考えちまった訳。
「あって困る物ではないですが、この場所でCLUBが開けるかどうかは、まだ分からないんですよ。
中央からの引き抜き、これもまだままなりませんし、闇医者を囲う別場所の問題もあります」
「上手くいかないよな。
だよなぁー、みんな無くなっちまって、一からじゃ俺も手探りだしぃ」
「私もです宮野。
殆どが主催が手配していましたから、私も始めての事で、それなりに準備はしていましたが、思った以上に苦労しています」
あれ?仁科が苦労って。
あまり言わないよなー仁科。
そんな仁科が言うって事は、マジで大変なんだ。
俺は道具とか舞台とかは出来るけどさ、細かい事まではまだ無理なんだよ。
ドイツでもう少し覚えれば良かったかも知んね。
「じゃあさ、取りあえずは今リストアップした分。
それからは、お試ししながら考えるかぁー、その方が良いんだろ仁科?」
「そうですね。
ですが宮野に言われるとは」
「酷っ!俺だって考える時は考えるって!!」
「それは分かります。
随分変わりましたから宮野は」

