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契約的束縛・誘惑なる秘密
第23章 香港ー再びの二首龍
日本の方の拠点は支部の人達に任せ、私達はまた香港へとやって来た。
勿論、私はサザンクロス。
仁科さんは、コンラート・ゼクス。
ドイツから出る前の約束『銀髪緑瞳にする事』此は守ってる。仁科さんも金髪青瞳姿で、みんな知らん顔して香港島の高級マンション入り。
ルークは日本の手配が済んでから、数日後に香港に来る。私は来ないんじゃないのと思っていたけど、それはそれ、責務に忠実なルークだから来る方を選んだみたい。
「此からイェンフィ、ライラン双方に連絡を取りますが、何処か好きな地下CLUBはありますか?
極力意見は取り入れますよ?」
そう仁科さんが言うもんだから、私も本郷さんも宮野さんも思案顔。
私と仁科さんは、そこそこ居たけど、本郷さんと宮野さんが香港に居たのは10日間くらいの話で、回った地下CLUBは数ヵ所なのよね。
「俺、香港島にあるCLUBが良かったなぁ。
あの場所、アナル調教に向いてるしー」
「俺か。俺も香港島のCLUBがやりやすかったな」
宮野さんと本郷さんは、香港支部から近い、香港島の地下CLUB選択。
「私は九龍の方が良かったと思うの。男性調教させてくれるのは九龍だけだし」
「では半分に別れますか?
そうなると、私も九龍になりますね」
調教師だって性癖やプレイスタイルは様々だから、一番やりやすい場所で行いたいという気持ちはあるの。
香港島と九龍では方針が少しだけ違っていて、でもそれはお客を集中させない意味も込められている。