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契約的束縛・誘惑なる秘密
第27章 香港―苦痛とメモリー
「おいっ、お前ら! この女を吊るせ! 分かってるな、俺好みのやり方でだ」
「はっ、ユウウン様」
ユウウンの部下か? そいつらがサザンクロスを捕まえ、不自然にある木で出来た椅子のような物へと連れてゆく。椅子にしては長く、途中から二股に分かれる解せない物。そうだな……SMで言えば診療椅子、それが一番合っていると思う。
その木の椅子に座らされ、両手を鎖で一括りに縛られ上に吊るし、両脚も二股になっている場所にまで開かされ固定されている。あれじゃあマ○コすら隠せず、馬鹿な男共に見られる事になるじゃねえか!
「エロい女」
「くくく……。ビラビラは伸び、クリトリスも肥大化してるぜ」
「調教師とか言いながら、何れだけ男を咥えたんだよ」
「こりゃあ遊びがいがありそうだ」
下卑た目で、サザンクロスを見る男共に腹が立つのは何故だ? 本来のサザンクロスはそんなんじゃねぇと、叫びたくなるのは何故だ? 俺自身も分かっちゃいないが、不思議なくらい腸が煮えくりかえってんだよ!
「おい、面白おかしく飾り立てろよ。この俺様が納得いくようにだ」
舞台に座り、ナイフを手に取り遊びながら指示するユウウン。それに従い男共が持って来たのは……なんだ? 少し長い棒のような針みたいな物と、糸のような長い紐状な物。あれで何をする? ……まさか!
「くくく……。ユウウン様のお許しも出たことだし、先ずは乳首だよな?」
「俺が摘まんでいてやるよ」
「上手く引っ張れよ」