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契約的束縛・誘惑なる秘密
第2章 プロローグ
「もっと・・・
私の力を‥‥遺物の力を感じて下さい・・・美波・・・・」
「あっ・・・・・」
上も下も縦も横も分からない、白と黒が混ざり合うような空間。
私と悠人は互いに裸体で、その中を1つに繋がったまま漂い続けている・・
「・・・・・悠人・・・・・」
金色の髪に、私と同じ赤琥珀の悠人の瞳‥
優しさと、愛おしさ、それに少しだけの欲情の入った、その瞳・・
「美波、分かりますか?
世界の記憶と力を、そして私の記憶と力を‥」
「分かるよ悠人‥‥
でもずっとこうしていて、悠人は辛くない?」
その‥‥悠人のペニスは長い間私の胎内(なか)に挿ったままの状態で、萎える事も射精する事もしない。
「躰の欲求だけではありませんからね‥
それに、ずっと美波の胎内にいるせいで、美波の胎内はすっかり私のペニスの形になってしまっていますし‥‥」
「それはっ悠人がっ!!」
長い間慣らされて、私の胎内は収まり切らなかった、悠人のペニスを根元まで受け入れられるまでになった。
「凄く‥‥心地良いです美波」
「・・・私も・・・」
こうしているのは、遺物の記憶と力を取り込む為と、悠人からの知識の伝達の為。
日本で私は、つくづく力が弱いと実感させられた私‥
たから、悠人がもう一度此処で力の調整を図りたいと言った時、私も一緒にと選んだ。