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契約的束縛・誘惑なる秘密
第6章 ミュンヘン-調教師と調教者

∞∞∞∞∞
「へーー
地下も古いけど、しっかりした作り‥
それにショースペースがかなりあるんだ」
俺が居たラスベガスのクラブというより、日本でやってた時のクラブに近い感じ‥
小スペース形式で、客を入れて20人くらいかな?
その向こうにショーステージ、これが何部屋も続いているんだ。
「劇場地下という事で余裕があるくらい面積がありますから、それぞれ趣向の違うショーが行われます‥‥男女問わずに‥‥
同じくミュンヘン支部もこの中にあり、支部長はコニー・ライトというアメリカ人です」
「ドイツなのにアメリカ人?」
「此処は中央のSMクラブですよ本郷さん、誰を支部長にするかは中央采配‥‥というのは建て前で、ルークが目を付けた人物を配置しているんです」
「中央でもそんなに偉いんだあの人」
「‥‥中央第2階級、実質のNo.2ですから‥‥
それに今のこのSMクラブを兼ねた人身売買システムはルークが作った物、本人が一番分かっているでしょう?」
「No.2‥‥」
「今のシステムを作った‥‥」
俺も本郷さんも、ルーク・ガルシアって人物を軽く考えてたかも‥
仁科のお抱え‥‥そんなイメージで、中央で凄い事をやってたなんて全然知らなかったんだよ。

