この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
華の王妃
第6章 後宮
後宮とは王や王の妃らが住まう場所を指す。


政務を執る表の王宮とは別に王とその妃らが住まう専用の居住区がある。
元は小国だったアルゴスに後宮制度を作らせたのは現王のアトラスだった。

国が富むにつれて増える女を一まとめにに管理したいというユリウスの
申し出に作らせたのが始まりだった。

和国の後宮に仕えた経験があるユリウスのは見事に王の為の後宮を作った。
後宮は王にとって本当に都合の良いところだった。

王が好きな時に女を召し、要らなくなれば臣下に下げ渡す。
またリンダリアを見初めた時から不用意に子を宿せないように配慮する
ことも出来た。


後宮で一番眺めの良い場所にリンダリアの為の豪奢な居住区を用意し
リンダリアが自分の許に来るまで性欲の捌け口としたのである。


リンダリアがルーカスに嫁してから一時荒れていた王は頻繁に女を
抱きに後宮に出向いては手あたり次第食い散らかしていたわけだが
食い散らかした分後始末をしてきたのはユリウスである。


女たちが孕めば堕胎薬を飲ませ、運よく堕胎薬から逃れ腹が膨らみ出した
女を見つければユリウス自らが強引に堕胎させた。
中には命を落としたり廃人になった女もいたが女の代わりは吐いて捨てる
ほどいるのだ。


例え王のお気に入りとなった女でも孕むことは許されない。
王の性欲の捌け口の場となればいい。










/111ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ