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華の王妃
第9章 アンリア

「これもみな王妃様の為、王弟殿下の愛の為なのです。」





「愛・・・   」




「さようでございます。」




「だがあの方以外の女など・・・私は・・・」




「ご心配なさいますな。上手く言い含めてしまうのです。
純潔さえ散らさなければ良いのですから。」




「本当に真似事で良いのか・・・?」




「勿論でございますとも。純潔は王に散らして頂くのです。」




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