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しょーとすとーりー。
第1章 哲と広瀬。
「じゃあ、カフェ巡りでもしようか」
「女探しに?」
「うん」
「どうなの、それ」
「だって、広瀬が待ってたらずっと独り身な気がしたから」
「……あながち間違ってない気がするだけに危機感感じてきた」


段々と青白くなる広瀬は、腕を組み真剣な顔をみせた。


やけ酒は今日で終わりかもしれない。
その代わりに。


「よし。明日から手近なとこ当たるか」

カフェ巡りに付き合わされるんだろうな。
嫌いじゃないからいいけど。


それに、広瀬が少しでも前向きになってくれたならそれが一番嬉しい。

お洒落なカフェ、ここら辺にあったかな。
いつも定食屋や、牛丼屋で済ますからなあ、俺。

受付の女の子にでも聞いてみようかな。
……ってこういうのは広瀬の方が得意じゃない?


広瀬が社内の女子達とランチ行ってたの、俺は見たんだからな。
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