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サイレントエモーショナルサマー
第27章 dipendere
スポットを狙って、指の動きが速くなると音が濁った。甘い痺れと共に絶えずはしたない音が響く。
「そこ……いい…っ…藤くん…あっ…んっ…」
じっとりと汗が吹き出す。腹の内側から込みあげる熱に身体が焼かれそうだ。もう、イキそう。必死にシーツを掴んで彼を呼べば、藤くんは頬に口付けてから指を引き抜いた。
「はっ…はっ…なんで……っ…」
柔く掴んだままだった乳房からも手を離すと、色っぽく息を吐いて私の髪を撫でる。
「こっちでイってください」
言いながらいつもの引き出しに手を伸ばす。やっと欲しいモノがもらえる。ぼやける視界でゴムを着けていく藤くんを見ていると、装着を終えた彼はゆったり仰向けになった。
「きて、志保さん」
天を向く硬いモノ。それを見ながら起き上がり、彼の身体を跨ぐ。
「すぐ、イっちゃうかも…」
「俺も4日ぶり?は結構まずいです」
ドキドキと心臓がうるさい。私の腰に手を添えて、ゆるりと撫でると空いた手で硬い屹立の根元を支える。ごくりと喉を鳴らし、自分で膣口を開きながら腰を下ろしていく。ぬぷ、と先端が入り込む瞬間ぱちりと視界の端で閃光が走った。
「んあ…っ…だめ…きつ…」
「もうちょっとで全部入りますから」
「だって…やっぱ…おおき…っ…」
「大きいのが好きなんでしょう」
「んんっ…はっ…あっ…っ…」
じりじりと腰を下ろせば、強烈な圧迫感が下腹部を襲う。もう少しで奥まで入ると言うところで動きを止め息を吸おうとすると、ずん、と下から衝撃。
「ああっ……!」
「……俺の勝ち」
「なに…それ…っ…」
「俺も…ちょっと…挿れた瞬間イきそうだったんで」
「んんっ……ずるい…あっ、あっ…まって、いま…つかないで…っ…あっ…」
「突いてないですよ…動いてるの、志保さんでしょ…今日ほんとナカきついですね」
全部入りきった瞬間、あっけなく達してしまい、身体を起こしていられない。藤くんの胸元に手をついて、なんとか息を吸い込むと彼は両腕を広げた。