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サイレントエモーショナルサマー
第39章 poscritto
ある日の志保と藤/会話文のみ/特にオチなし
「これは、あれですかね、俺への愛情が足りない的な」
「そんなことないよ。愛情たっぷりだよ。無理して食べろとは言わないけど」
「いや、食べます。食べますよ。食べますけど、俺こんな真っ黒な卵焼き生まれてはじめて見ましたよ」
「私はもう100回は見てるね」
「100回挑戦して成功したの1回だけなんですか?しかもそれ食べたの中原さんで俺食ってないですし」
「ははは。いつかまた成功することを願おう」
「願う前に火加減覚えてください」
「……どっちが先に卵焼き上手に出来るようになるか賭けよっか」
「100%勝つ自信あるんでいいですよ。俺が勝ったら裸エプロンを希望します」
「………勝負は1年後にしよう」
「うわ、出た。そうやって逃げる」
「逃げてないもん。大体、藤くんが料理してるとこ見たことないけど…よく勝つ自信あるとか言えるよね」
「俺、勝負事強いんで。それに志保さんのエロい姿見る権利が得られるもので負ける訳にいきません」
「勝たせてくれなかったら泣くって言ったらどうする?」
「……ずるいなぁ」
おわり☆