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執事>御主人様
第2章 豹変
カーテンが開く音と同時に眩しい朝日が暗かった部屋へと光が差した。
昨晩、そのまま梗華は眠りについた。
ゆっくり瞳を開けると紅茶を注いでいる龍我が目に入る。
「龍…我?」
「あぁ…、やっと目覚めたのか?」
昨晩とは違う雰囲気、言葉遣い。
梗華は首を傾げながら体を起こした。
「朝食は出来てる。飲んだら支度して来い。」
そう言い残し、良い匂いの紅茶を近くのテーブルに置きさっさと出ていく。
梗華は首を傾げたまま龍我が淹れた紅茶を一口飲んだ。