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お前がすきでたまらない
第16章 啓介の気持ち
大爆笑していると

「お待たせしました」
と、言って女性店員がメモを渡してきた

何かと思い受け取るもすぐにアドレスと携帯番号が書かれてあるのがわかった

しかも、メッセージが添えてあり
「妹さんの前で恥ずかしいですが・・・連絡待ってます」
と、書いてあったのだ。

妹じゃねぇよ!!
立派なデートしてるだろうが!!!

さっきのガキのおっさんと言い・・・
この失礼な女と言い・・・
俺、そんなにふけてんのか・・・?
軽く落ち込むじゃねぇか!!

これでも見た目は若い方だ!!
(と、俺は思っている)

誰が連絡なんてするか!!

メモを置いていってやる。
鼻から連絡する気などない。
今、この場所にこのはより素敵な女性はいない

ましてやデート中なのに、
例え妹に見えていようが、
実際、妹とデートだったとしても無粋な女は嫌いだ




俺はその紙を見なかったかの様に
「食べよう!」
と言った



「おいしいですね!!」
このはの笑顔に癒される・・・


「ん!!美味いな!!」
本心だった
甘いものは苦手だけど・・・
このはが同じものを食べて俺の前に居る・・・

それだけで本当に美味かった




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