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第19章 啓介の恋模様

「あの、ほんとに！！」
「月が綺麗だなって・・・」
焦るこのは

夏目漱石じゃなかったか(笑)



「こんなに月が綺麗だとは思わなかったな」
「死んでもいい位な！！」
意味深に意地悪に言ってみた




でも・・・
愛の告白に聞こえてしまったアホな俺・・・

死んでもいいは嘘じゃないよ・・・



どうして？
いつから？
こんな気持ちになってたのかな？

こんなに可愛い美少女だ。
誰だって心奪われずにはいられないだろう・・・
誰だって彼女を守ってやりたいと思うだろう・・・

そうだ
ほんの短い間だけの関係だ
その間だけは俺が守ってあげたい


短い間だけ・・・
その言葉に胸がギュッと苦しくなった・・・