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お前がすきでたまらない
第20章 二人の恋模様
19時には帰れると思っていたが仕事が長引いた

時計を見ると21時だった

やっと家に着き窓から見える明かりにホッとする

鍵を開けて中に入るとこのはが居た

「このは?」

呼んでも返事がなくもう一度名前を呼んだ

「このは?」

ビックリしたようで赤くなっている
だから何で赤くなってるんだ(笑)

「遅くなってごめんな」
カレーの良い匂いがする


「あの!!ご飯作りました!!!」
「美味しく出来てるといいんですけど・・・」
パタパタと誤魔化すように台所へ行くこのは

「作ってくれたんだ」
「ありがとう」
嬉しかったし、カレーなんて久しぶりだ

「お口に合えばいいんですが・・・」
このはが作る物は何だって美味いに決まっている


「グ~~」
「グ~~」
ん?
俺の腹の音だけじゃなかった

真っ赤な顔で恥ずかしそうに俯くこのは

「・・・気が合いますね・・・」
何てからかうと

照れながら笑ってくれた




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