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お前がすきでたまらない
第25章 後輩、後藤
「はい」

「先輩、コーヒーどうぞ」

「ついでに買って来ました」

「おお。ありがとな」

付き合いが長いからか俺の好みを良く知っている
面倒くさいが腐れ縁ってやつかもな
一緒に居ても気が楽だ


「でも・・・」

「変わったおにぎり作るんですね・・・」

このはのおにぎり(ごはんのかたまり)は昨日に引き続き、今日もだった
俺の手位ある(笑)
そしてまるいボールみたいだ(笑)


「先輩・・・」
「顔・・・にやけすぎですよ・・・」

やべ・・・
このはの事を考えるとつい・・・

「うるせえな」

「先輩・・・」
「本当に彼女なんですか?」

「だったらなんだよ」

例え嘘でも彼女じゃないとは言いたくなかった

このはだとも言えないが・・・

昨日から恋人同士になったんだよな

まるで初めて交際した青春時代のようだった

いや・・・

その時とは比べ物にならない位、俺は浮かれていた


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