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お前がすきでたまらない
第25章 後輩、後藤
「遅いですよ!!」
「谷川先輩!!後藤君!!」

部署に戻ると俺たちを待っていた女の声がする

「悪い。遅くなった」
俺は謝りながらデスクに戻った

「あれ?後藤君、目腫れてない?」

ほんと信の事は良く見てるんだな

「腫れてねぇよ」

図星つかれてイタいのかぶっきらぼうに信は言った

「え?泣いてたの?」

「うるせぇな」

時田楓(ときたかえで)
信の同期で、俺の後輩

誰が見ても信の事が好きな彼女

気が付いていないのは信、本人だけ

「え?泣いてたんでしょ?」

「泣いてねぇよ」

何、子供みたいな言い合いしてんだよ・・・

信も信だが、時田も時田だ

こっちが聞いててもまるで中学生の会話だ

信の事が好きなら
「泣いてたんでしょ」じゃなくて・・・
そっとハンカチ差し出すとかさぁ・・・

「じゃあ・・・」
「目にゴミでも入ったの?」

おい!!
違うだろ~~

「おう・・・でっかい虫が目に入ったんだ・・・」

信・・・
泣いてたのバレたくないんだな・・・

「大変だったね・・・」
「はい」

あっ、ハンカチ渡した(笑)

「おう・・・気がきくな!!」

二人のずれてる会話が面白くて笑ってしまった


「啓介先輩」
「谷川先輩」

「「何かおかしいですか?」」

二人して仲良く俺に言った


「お前らって・・・仲いいな!!」

「え!!」
ポっとなる時田

「ええ~~」
微妙な信


誰が見ても、お似合いの二人に違いない


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