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お前がすきでたまらない
第26章 女同士
「このはちゃんが気になるなら啓介に電話しましょうね」

と言って啓介さんのお姉さんは電話をし始めた

こういう所・・・
やっぱり啓介さんにすごく似てる・・・
さっきの「お茶」もよく理解らなくても「休憩」って言い換えてくれたりとか・・・

私が気になってる事や、不安な事をさりげなく分かってくれたりとか・・・

すごく大人なんだな・・・



「あっ!!」
「啓介?」
「私」
「このはちゃん、ちょっと借りるわ」

と言って啓介さんのお姉さんは電話を切ってしまった

「じゃ、行きましょう!!」
「近くに美味しいお店があるのよ!!」

え?
啓介さん何か話してませんでした?
何か叫び声が聞こえたんですが・・・

「あの・・・」
「啓介さんは、なんて・・・?」


「ん?」
「「行っておいで」って言ってたよ」

大人な啓介さんのお姉さんだもんね


「そうですか・・・」

啓介さんの叫び声は気のせいだよね




プルルルル
プルルルル

私のカバンの中から聞こえる


「啓介かしら?」
「全く、心配症ね」


「あの・・・」
「出てもいいですか?」


「ええ。」
「もちろん」



「もしもし?」

通話ボタンを押すと

「このは?」
「今どこに居る?」


「えっと・・・」
「近くのスーパーです・・・」


「もしかして・・・ユキと一緒か?」


「はい」


「何か嫌な事、言われたりしてる?」
「嫌なら「用事があります」って言って断るんだよ」


「いえ・・・」
「休憩をしに行くんです」

隣で啓介さんのお姉さんの笑い声が聞こえた

「休憩??」

電話越しに啓介さんのはてなな声が聞こえた
私、変な事言ったかな?


「このはちゃん」
「ちょっと代わってくれる?」

電話を代わる


「啓介?」
「私とこのはちゃん休憩しに行くの」
「啓介は仕事してなさいよ」


そう言って啓介さんのお姉さんは電話を切ってしまった





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