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お前がすきでたまらない
第29章 啓介の本気
「では・・・」
「失礼しました」

神尾が去って行く


俺は胸ポケットにしまってあったタバコを取り出した


ライターがない・・・


諦めてしまおうとタバコを戻しかけた



「・・・はい」

ライターを差し出され聞きなれた声がした



「・・・」
「・・・信・・・」


いつから聞いていた?


「・・・先輩・・・」
「俺も一本いいですか?」


「ああ・・・」

タバコを渡す



二人して白い煙に一息ついた




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