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お前がすきでたまらない
第30章 信の青春ノート
「痛ってえな」

「あっ、すいません」

ペコリと頭を下げて去ろうとした

「おい。待てよ」

肩を掴まれる


「・・・え~と・・・何でしょう?」

「お前がぶつかるから肩の骨が折れたかもしれないんだわ」

「いや・・・見た所大丈夫そうなんですが・・・」

「治療費が必要だって言ってんだよ」

「あいにく持ち合わせがありませんもので・・・」

「それで済んだら警察はいらないっつーの」

男3人が俺を囲む
いわゆるカツアゲってやつ?

「そんな事、言われても・・・ぶつかって来たのは、そっち・・・」

バキッ!!!
殴られた衝撃で目の中で火花が散った

「いいから、とっとと金だせよ」

他の二人が俺を狭い路地へと連れて行く

一人が俺のポケットから財布を取り出した

「ちっ。しけてんな。まぁいっか3000円で許してやるよ」

そう言って俺を殴った男は俺の財布を地面へと捨てた


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