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第30章 信の青春ノート

え？
高校時代や警察官の話を聞きたい？
あれか？
先輩が俺を助ける為に犯人にわざと捕まった話？
それとも・・・
俺がユキさんに振られて一晩中慰めてくれた先輩の優しさ？


まいったな・・・
先輩のかっこよさを話すと本当に長くなってしまうんだよ


俺と先輩の出会いだけでもこの長さだよ？

ってか、俺との出会いだけでも先輩かっこ良すぎない？


え？
俺がユキさんに何度振られても好きな理由？

それはユキさんが天使だからだよ


え？
ユキさんが天使の理由？


それは益々、話が長くなるな・・・
そんなに聞きたいなら・・・
ユキさ・・・


え？
いらないの？
え？
ユキさんだよ？
俺が天使に恋した理由
知りたくないの？


え？
啓介先輩の話？


あっ、そうだった・・・



先輩が刑事になりたくて・・・
やっと念願の刑事になって・・・
その刑事を辞めるかもしれないって・・・

先輩は小さい頃からの夢だったんだって
刑事になるのが・・・


そんな先輩・・・


先輩が一人の女の子を好きになったみたいだ