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お前がすきでたまらない
第32章 啓介の決心

「課長・・・」
「どうでしたか?」
タバコをふかしながら信が俺に問う
「辞表を受理してくれたよ」
「ただ、辞めるまではあと二か月はかかるそうだ」
俺もタバコに火をつけた
「そうですか・・・」
「なぁ?」
「信?」
「なんですか?」
「お前・・・」
俺の為に・・・
言いそうになったが野暮だな
「お前って・・・」
「かっこいいよな!!」
「な、な、な、なんですか?」
「急に!!」
信が焦ってむせた
「俺の後任はお前だってさ」
「お前なら心配ないな」
「そんな事・・・」
「俺が素直に喜べる訳ないじゃないですか・・・」
「俺は・・・俺は・・・」
「先輩が居なくなるかと思うと・・・」
「寂しくて・・・」
「お前なら絶対に大丈夫だ」
「俺はお前を誰よりも知ってるんだから」
「お前は本当に優しくて」
「お前は本当は頼りがいがあって」
「お前は責任感が強くて」
「お前は誰よりも人を思いやれる」
「そんな立派な警察官だよ」
「・・・先輩」
泣きそうな信にいつものポケットティッシュを渡した
「どうでしたか?」
タバコをふかしながら信が俺に問う
「辞表を受理してくれたよ」
「ただ、辞めるまではあと二か月はかかるそうだ」
俺もタバコに火をつけた
「そうですか・・・」
「なぁ?」
「信?」
「なんですか?」
「お前・・・」
俺の為に・・・
言いそうになったが野暮だな
「お前って・・・」
「かっこいいよな!!」
「な、な、な、なんですか?」
「急に!!」
信が焦ってむせた
「俺の後任はお前だってさ」
「お前なら心配ないな」
「そんな事・・・」
「俺が素直に喜べる訳ないじゃないですか・・・」
「俺は・・・俺は・・・」
「先輩が居なくなるかと思うと・・・」
「寂しくて・・・」
「お前なら絶対に大丈夫だ」
「俺はお前を誰よりも知ってるんだから」
「お前は本当に優しくて」
「お前は本当は頼りがいがあって」
「お前は責任感が強くて」
「お前は誰よりも人を思いやれる」
「そんな立派な警察官だよ」
「・・・先輩」
泣きそうな信にいつものポケットティッシュを渡した

