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第32章 啓介の決心

課長の部屋を後にし仕事へ戻った

辞職するに辺りいくつか約束をした
他の人間にはこれまで通り混乱を避ける為
彼女は施設に入所している。とする事
俺の後任には信が就く事
その為、信には俺の刑事の全てを教え引継ぎをする事
そして辞職する事は同じ課の人間にも一週間前までは言わない事
どこからか漏れて女子婦警が騒ぐと困るかららしい

なので俺が辞めても仕事がスムーズに行く様に信を鍛えなければならない

だが・・・
信も優秀な奴で俺は心配していない
俺が教えなくても十分、立派な刑事だから


そんな事を考えていると
スッと横からタバコを差し出された


「先輩」
「一服しませんか？」


「・・・信」


信と二人いつもの場所へ移動した