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お前がすきでたまらない
第33章 谷川家

「俺は料理の上手な子を嫁にしたいんじゃない」
「俺は上手く話せる子を嫁にしたいんじゃない」
「このはだから・・・」
「お嫁さんになってほしくて・・・」
「それを親父やお袋に理解ってもらいたいだけなんだ」
「・・・啓介さん・・・」
このはが俺の顔を見る
「あと・・・」
「何が気になる?」
「えっと・・・」
「どんなお父様とお母様ですか?」
「・・・そうだなぁ・・・」
「親父は元警察官で今は道場を開いてる」
「まぁ・・・」
「少し厳つい見た目かな?」
「ただ、話せば理解ってくれる親父だよ」
「お袋は・・・」
「普段おっとりしてるけど・・・」
「怒ると怖いかな?」
「でも、細かい事は気にしない懐の大きいお袋だよ」
このはが畏縮するかも知れないって思ったが・・・
親父が見た目厳ついのは隠しようがない
お袋の元ヤンな性格も隠しようがない
このはには嘘をつきたくなかった
偽った所で家族に失礼だし
このはにも失礼だと思った
「俺は上手く話せる子を嫁にしたいんじゃない」
「このはだから・・・」
「お嫁さんになってほしくて・・・」
「それを親父やお袋に理解ってもらいたいだけなんだ」
「・・・啓介さん・・・」
このはが俺の顔を見る
「あと・・・」
「何が気になる?」
「えっと・・・」
「どんなお父様とお母様ですか?」
「・・・そうだなぁ・・・」
「親父は元警察官で今は道場を開いてる」
「まぁ・・・」
「少し厳つい見た目かな?」
「ただ、話せば理解ってくれる親父だよ」
「お袋は・・・」
「普段おっとりしてるけど・・・」
「怒ると怖いかな?」
「でも、細かい事は気にしない懐の大きいお袋だよ」
このはが畏縮するかも知れないって思ったが・・・
親父が見た目厳ついのは隠しようがない
お袋の元ヤンな性格も隠しようがない
このはには嘘をつきたくなかった
偽った所で家族に失礼だし
このはにも失礼だと思った

