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お前がすきでたまらない
第33章 谷川家
「いつもいつも・・・」
「俺にだけは厳しくて・・・」

「俺もガキだったから、そんな親父が嫌で嫌で・・・」
「「他の子には優しいのになんで俺にだけ厳しいんだよ」っていつも思ってたよ」

ポツリポツリと昔を思い出しこのはに話した


「ある時、練習していて気が付いた事があって・・・」
「他の練習生はペアが大体決まっているのに・・・」
「俺だけはいつもバラバラでさ・・・」
「不思議に思って練習が終わった後、他の子に聞いたんだ」

「そしたら・・・」
「先生の子供だし・・・」
「気を使うんだって、言われたんだ」
「本気で出来ないって・・・」

「ショックでさぁ・・・」
「なんか・・・悔しくてさぁ・・・」

「「何言ってんだよ・・・」」
「「お前らよりも俺は厳しくされてんのに・・・」」
「「お前らよりも強いのにって・・・」」
「言ってしまったんだ」


「そしたら・・・」

「その会話を聞いてた親父に・・・」

「練習生の目の前で・・・」

「ぶっ飛ばされたんだ」


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