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第33章 谷川家

「このはちゃん」
「啓介の嫁になると言う事は谷川家の一員になると言う事よ」

お母様の言葉

「私も啓介が決めた事を応援するつもりよ」

「そしてこのはちゃんの力になりたいとも思ってるの」

「このはちゃんとは会ったばかりだし・・・」
「このはちゃんさえ良ければ色々とお話したいの」

「暫くはこのはちゃんもゆっくり出来るみたいだし・・・」
「啓介が仕事でいない間、ユキと家にいらっしゃい」
「唐揚げの作り方を教えてあげるわ」

「もちろん・・・」
「このはちゃんが良ければ・・・だけどね！！」



お母様が素敵な笑顔で笑いかけてくれて・・・
それがまた嬉しくて・・・


「嬉しいです・・・」
「よろしくお願いします・・・」

もっと元気に言いたかったのに・・・
涙で上手く言えなくて・・・