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お前がすきでたまらない
第34章 それから、これから・・・
「仕事の事なんだけど・・・」
「親父の道場に行こうと思ってる」


「お父様の?」


「ああ」
「これまでも時々、顔を出してて・・・」
「少し教えてたりもしてたんだ」

「親父が開いた道場なんだけど・・・」
「警察官になるか、親父の道場の跡を継ぐか迷っていた時期もあって・・・」

「警察官になると決めた時もそれはもちろん応援してくれたけど・・・」
「警察官になった事も辞める事も後悔してはいない」

「だけど、今度こそ親父の後を追いかけようと思って・・・」
「親父のようになれるか理解らないけど・・・」
「身内には特に厳しい親父だからさ」


このはは黙って俺の話を聞いている


「・・・この間」
「親父に頭を下げに行ったんだ」

「そしたら・・・」
「「当分、金は払わんぞ」なんて言ってたな」

「だけど、認めてくれたよ」


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