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お前がすきでたまらない
第34章 それから、これから・・・
少し遅くなって家路を急いだ

駐車場に車を止めて
このはの前では冷静を装おうと深呼吸をする

「ただいま」

鍵を開けて中に入ると

「おかえりなさい」

このはが笑顔で迎えてくれる


家の中は段ボールが沢山ある

この家を引っ越す準備だった

荷物と言っても俺のものばかりだが・・・

明日、最後の手続きをして俺の仕事は本当に最後だった

そしてこの家とも・・・

新居は決まっていて俺の実家の近くだった
このはは俺の行っていた高校へ行く事が決まっていたし、親父の道場も実家の近くだ

まぁ、そもそもこの家も実家からさほど離れてはいなかった
引っ越したからと言ってユキの家も離れてはいない



それに・・・
このはの誕生日は3日後・・・
少しでも綺麗な家で過ごしたい


約束通り
このはの誕生日に入籍しようと話していた



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