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お前がすきでたまらない
第35章 ロマンティック作戦
信の実家は地元ではちょっとした名店だ

洋風で洒落た外観の知る人ぞ知る料理の美味い店
何度か雑誌の取材も来たそうだ

「日にちはいつですか?」

「1月1日」

「・・・」
「すぐですね」

「このはの誕生日が12月31日だから・・・」
「それに親父の正月休みが終わったら俺も道場に行かないといけない」

「わかりました」
「先輩の頼みですもんね」
「貸し切りで店を開けてくれるように頼みます!!」

「悪いな」

「とんでもないです!!」
「俺の母親、先輩の事大好きですし」
「先輩が結婚するって言ったら・・・」
「涙ぐんでましたしね!!」
「俺の家族も先輩の晴れ舞台を祝えて・・・」
「嬉しいです!!」

「ありがとう」

信に心からお礼を言った


「先輩のめでたい門出を祝えるなんて・・・」
「ワクワクしますね!!」

「信ならそう言ってくれると思ったよ」
「でな?・・・」

信を手招きして・・・
耳打ちした


「・・・という感じにしたいんだ」


「・・・先輩」
「ロマンティック!!」


「だろ?」
「名付けて・・・」
「ロマンティック大作戦だ」


「・・・」
「そのまんまですけど・・・」
「協力します!!」


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