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第37章 世界で一番幸せなパーティー

「皆さん、今日はお忙しい中お集り頂いてありがとうございます」
「妻の谷川このはです」

このははぺこりと頭を下げる

「まだまだ未熟者の二人ですが・・・」
「温かく見守って下さい」

今度は二人揃って皆にお辞儀をした



「おなかすいた～～」
「あれたべたい～～」

子供の声が聞こえる
課長が一家揃って参加してくれていた

「なんでも好きなもの食べていいよ」
「すっごく美味しいから」

俺は久しぶりに会う課長の子供に微笑んだ

「わ～～い」
「こら、ちょっと」
課長の奥さんの声も聞かず子供は走って行く


「料理が足りなければすぐに作らないと」
信の親父さんがブツブツ言っていた
親父さんにもきちんと参加してほしくて料理はバイキング形式にしてもらった

子供の声をきっかけに各々が料理を取りに行ったり談笑を始める