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お前がすきでたまらない
第12章 デートごっこ
荷物を置いて戻った俺の目に飛び込んできたのはこのはを囲む2人の男だった


「君!すっごくかわいいね!俺たちと遊びに行かない?」
「いくつなの?」
「黙っちゃって~~。ご飯でも行こうよ」
と、俯くこのはに汚い顔を見せていた


「・・・おい・・・それ以上汚い顔を近づけるな。腐る」
俺は男どもの肩を掴んで引き離した
「ってぇな。何すんだよ。てめぇ」
「聞こえなかったのか?耳鼻科へ行け。汚い顔を視界に入れるなと言ったんだよ」
俺はガキ相手にすごんだ
「ハァ?おっさんなに?」
「刑事だ」
「ハァ?かましてんじゃねぇよ」
「目上に口の利き方も知らないのか?ハァしか言えないのか?頭も悪い。ついでに顔も悪い。病院へ行っても治らないな」
「ふざけんなよ!おっさん!」
二人だと、気を大きくしたのか、このはの前で恥をかかされたと思ったのか、一人が俺に殴りかかって来た

俺は相手の手首を捻り肩を締め上げた
「そんなに病院に行きたいなら行かせてやろうか?」
「うう・・・」
と、情けない声を出す男に
「心配するな。肩を外すだけだよ。それとも本当に折ってやろうか?」
「・・・クソッ!!わかったよ!!離せよ!!」
「・・・本当に口の利き方を知らない奴だな。義務教育は受けたんだろうな?」
と、更にギリギリと締めた

「・・・うう・・・すいませんでした・・・離して・・・下さい・・・」

俺が手を放すと男共は悔しそうに去って行った
粋がったガキが・・・チッ

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