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お前がすきでたまらない
第13章 私を救ってくれた人
私は、私しか知らなく、他は・・・他人がどういうものかわからないのです。
生まれた時から他は知らないし、この家の中が全てだったから・・・

だから、この家の中が自分の全てでした。

父は私を可愛がってくれたのだと思います。
だって、毎晩、家に帰ってくれば私の所に来ましたし、帰ってきてからはいつも一緒に過ごしましたから・・・

母は、私を憐みのような目で見ていましたが・・・
父と私の間に入る事はしませんでした。

ただ・・・黙ってこちらを見ていた記憶があります。

思えば母は大層美しかった・・・

もう少し私が小さい頃は、父も母にべったりだったのですが、いつしか母よりも私を可愛がるようになり・・・

どこか・・・母はホッとしていたようにも思います。

私は、美しい母の悲痛な顔を見たくはなかったし、父の喜ぶ顔が見たかった

父の言いなりになっているしかなかったのです


ですが、母のプライドは気高かった・・・
母に似た私が父に愛されるのが許せくなってきたのでしょう・・・
いつしか母は私を憎むようになっておりました・・・

ただ・・・私は愛されたかっただけなのに・・・
父を拒否すれば、父に憎まれ、母に愛を求めれば拒否される・・・

どうすればいいのかわかりませんでした・・・

毎晩、繰り返される行為に私は耐えるしかありませんでした・・・

父の言いなりになるしかなかったのです・・・
私は小さく、子供でしたから・・・

でも・・・
母に・・・
父に・・・

愛されたかった・・・

どうすればよかったのでしょうか?

答えなんか出ませんでした・・・

だって、私は幼くそれしかしらなかったのですから・・・

だって、それが普通なのだと思ってましたから・・・
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