この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
冷血な獣
第11章 本心
普段ならすぐ拒む筈なのに、
現実は無我夢中でその舌を味わう様に貪り始めた。
「んっ、んっ……」
* * *
それから数分後。
唇を離すと、熱い吐息を吐く。
「はぁっ……」
もう、無理。
キスのせいで、体の疼きが強くなってしまった……。
我慢が効かない……。
「椿さん……早くっ……」
するりと首へすがりついていた両手を解いて、
椿さんの両肩へ置くと、胸の頂へ舌を這わせる。
そして唾液を纏った舌でねっとりと舐めると、
何度も固くなった頂へ吸い付いた。
「んっ……はぁっ……」
「本当ヤバイなぁ……妃南ちゃん、効きすぎ」
……効きすぎ?
昨晩鷺沼さんも同じ事を言っていたけど、
どういう事?
もしかして、昨晩の飴の様に、
今も私何かされたの?