この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
冷血な獣
第12章 強敵
「ぁっ……」
うなじから首筋へ這う舌。
その動作にゾクゾクと鳥肌を立たせ、必死に意識を保つ。
「妃南の味。興奮するな」
「う……」
ただでさえ緊張して意識が飛びそうなのに。
低い声で囁かれると、心臓が破裂しそう……。
「もっと舐めて良いか?」
「えっ……。わっ……!」
突然体を持ち上げられ、龍河さんが背もたれにしていた岩風呂の縁に座らされると、私はビックリして龍河さんの顔を凝視する。
「初めてだろ? ここを舐められるのは」
相変わらず平然とした顔付きの龍河さん。
けど、私の太股をM字に開くその瞳には、今までとは違って優しい色が感じ取れた。
「初めてですけど……。そこはダメ……っ」
「もうこんなに滴ってるな」
「あぁっ」
強引に足を押さえつけられたまま、陰部へ顔を近付けられ、一気に込み上げる羞恥心。
それよりも陰部を下から上へ舐め上げる舌が、これ程ない強い快楽を与え始める。