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冷血な獣
第12章 強敵
* * *
…こんなに幸せな事があって良いんだろうか。
あれから1日を過ごし夜になると、
私達は1つの布団で一緒に休んだ。
と言ってもずっと龍河さんから抱かれ、
一時間経っても休む暇なく喘いでいる。
「…っ、あっ……。そこは……」
横になったまま後ろから抱き締められ、
チュッ、チュッとうなじを吸い上げられつつ、
蜜孔を挿入された熱で奥深くへと擦り続けられる。
二人共何も身に纏わず、汗ばんだ体。
月明かりしか入ってこない薄暗い部屋には、
ぱちゅぱちゅと愛液の音がいやらしく響いた。
「…気持ち、良い……っ、ぁっ……」
もう止めようと体を離そうとしても、
龍河さんの力強い両腕は解かれる事がなく。
抽送が激しくなるだけだった。
「ぁっ、ぁっ、ぁっ……」
意識が飛びそう……。
幸せだからなのか、強い快楽のせいなのか。
「妃南」
後ろから名前を呼ばれるだけで、胸がきゅうっとなる。
同時に太い熱で荒々しく擦られて、擦られて、蜜孔もきゅんっと締まり、さっきから何度果てたか分からない絶頂がまた近づく。
「んんっ……あぁっ……」
「また締まったな。分かるか? 妃南が感じれば感じる程、俺を煽るだけだ」
「ぁっ、ぁっ、ぁっ……」
布団のシーツもシワを作り、畳からは激しい振動が伝わる。
そのまま体を持ち上げられ、畳の上で四つん這いにさせられると、すぐにまた後ろから激しい抽送が始まった。