パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第12章 強敵

「ぁっ、っ、……」


するとすぐに、背中へ口付けられる。

何度も、強く吸い付かれ、場所を変えては熱のこもった唇を押し当てられた。


「う……」


ゾクゾクして、また胸がきゅうっとなる。

…反則過ぎる。

ずっと冷血な態度だったのに、こんな急に優しくて。


「っ…」

「ずっとお前とこうしていたい」


甘い。

夢なら覚めないで欲しい。

私もずっとこうしていたい。

誰にも邪魔されずに…。


「龍河さん……、もっと……」


悲痛な表情を浮かべると、腰を揺らしてせがむ。

龍河さんから意地悪く笑われるとは思いもせず。


「もっと何だ？」


質問されると、困惑する私。

だけど。


「もっと、いっぱい、中をぐちゃぐちゃにしてください……」


恥ずかしさを承知で頼み込んで、途端に激しくなる抽送に愉悦の声を上げた。