この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
冷血な獣
第13章 躾

「あの、つかぬことを伺いますけど、龍河さんは何処にいるんですか……?」


突然不安になった。
民宿で離ればなれになって、無事だろうか。
まさか危ない目にあったりしてないよね……。


「灯さんは…………無事ですよ」


今凄く間があった気がする。


「本当ですか……?」


無表情だし。
ますます不安が込み上げてくる。


「ええ。今灯さんは、和仁家の屋敷にいます」


続けられた言葉を聞いても、あまり驚きはしなかった。


「お屋敷に?」


捕らわれたのだとしたら、連れていかれる場所で思いつくのは屋敷だ。
屋敷で何かされているんじゃないかと、心配になるけど。


「とりあえず就職させようと、椿様の案で執事をしています」

「し、執事!?」


あり得ない……。
予想を上回る返事に、返す言葉も見つからない。


あの龍河さんが執事なんて。
人から使われる立場なんて。

偉そうな龍河さんが。

…大丈夫だろうか。







/336ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ