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冷血な獣
第14章 平穏な日常
「何ですか……?」
「漸く邪魔者がいなくなったんだ。これからは、毎日夜の営みはすると決めておこう」
「えっ。毎日ですか……?」
正直、疲れてる日もあるんじゃないだろうか。毎日となると、結構守れない日が出てくるかもしれない。
「俺は毎日お前を抱きたいし、抱く。この約束が出来ないというなら、今……別れるんだ」
真剣にじっと見下ろされながら、私は狼狽える。しかし。
「…分かりました。何か理由があって出来ない日以外はすると約束します…」
小さく返事をした。
「よし。妃南、じゃあ食材でも買いに行くか」
「そうですね」
頭を撫でられながら、笑顔で頷く。…龍河さんを見ていたらまたしたくなってしまったけど…。
「その前に……」
両手を首に巻き付け、唐突に口付けた。そんな私に一瞬目を丸くしたが、龍河さんはすぐに受け入れ、私の舌に自身の舌を絡めた。