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冷血な獣
第14章 平穏な日常

『他の男を部屋に連れ込んだらどうなるか分かってるな?』。あの低い声で淡々と話す龍河さんを、思い出すだけでゾッとする。

「…ごめん。部屋に彼以外の男の人は上げてないの」

「そうなんだ……。じゃあ、近くにカフェあるし、そこで話そうよ!」

「カフェで……?」

カフェでなら大丈夫だよね。私もりょう君に聞きたい事が沢山ある。

「うん、じゃあ行こう。支度するから待ってて」

私が笑いかけると、りょう君は頷く。二人共、懐かしさに心がおどっていた。
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