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冷血な獣
第15章 黒い渦
「ああっ……!」
高い喘ぎと同時に止む、ソファの軋む音。龍河さんの上で果てたばかりの私は、ぐったりと体をソファに座っている龍河さんへ預けた。
「言い付けを守って、一人でしなかったみたいだな。嬉しそうにくわえ込んで、そんなに好きか?」
私の頭を撫でながら、意地悪に囁く。面接から帰ってきた途端、続きを始めたのは龍河さんだが。まるで私が求めた様な言い方に、耳を塞ぎたくなった。
就職が決まり機嫌良く帰ってきた龍河さんは、リビングでスーツのジャケットを脱ぐと、また強引に私へ口付けた。ソファの上でそのまま体を愛撫して、自身の熱を私の中へ突き入れる。
自分よがりにも感じるが、途中で中断されていた私は漸く抽送される事に愉悦の声を上げた。