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冷血な獣
第15章 黒い渦

「妃南が淫乱だと、セックスレスの心配はしなくて良いな」

ふっと目を細め、私の顔へ顔を近付けると、龍河さんはそのまま口付けた。その間も両手は、私の胸の先端を擦り続け、私の鼻孔から甘い声を引き出す。

「んっ……んっ……」

もう、いってしまっても良いかな。……我慢が効かない。

唇は強く吸い上げられ、口内に舌を差し込まれるとねっとりと舌上を舐められる。胸の先端も摘ままれたまま。私の指はいっそう激しく、膣孔を出入りする。

「っ……んっ……ふっ……」

上がった体温のせいか意識は朦朧とし、顔や体は運動した時の様に汗ばんだ。同時に、龍河さんから突然タバコの匂いがして、ピクッと反応する。

あれ?龍河さん、タバコ吸う人だっけ?いや、吸わないって言ってた様な……。

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