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冷血な獣
第3章 冷血人間の彼女2
龍河さんの側にいて、少しだけ気付いた。私は龍河さんの事を前々から憧れていたけれど、それは男性としてではなく上司として。……その気持ちがいつのまにか変わり、こんなにもずっと側にいたいと願うようになっていた。
「……龍河さん。私も、ずっと側にいたいです」
隣で寝ている龍河さんの顔を見ながら、呟く。
二人共裸姿で、胸まで羽織った掛け布団。
龍河さんの腕に包まれたままピタリと龍河さんにくっついていると、暖まる胸。
「もっと龍河さんの事を知りたいです。ずっと側にいれるように、頑張りますね……」
微笑みながら話し掛けると、私もそのまま目を閉じて眠りについた。