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冷血な獣
第4章 お見合い大作戦1

やっぱり来なければ良かったかな……。昨日龍河さんには行かないと言ったけど、結局気になって仕事帰りに龍河さんの後をついてきてしまった。

龍河さんに気付かれたら、どんな反応をされるだろう。もしかしてこのままお見合い相手が良くなって、龍河さんから捨てられたりしないよね……。

「すいません! フレッシュジュースおかわりで!」

「かしこまりました」

カウンター越しに立っているバーテンダーが、注文した私へニコッと微笑むと。

私はまた後ろにあるラウンジを振り返り、龍河さん達へ視線を送る。

聞き耳をたてると、綺麗に聞こえてくる二人の会話。

「ご職業は?」
「CAです……」
「年齢は伺っていますが、お若いですね」
「龍河さんの方こそ! 30には見えません。25歳の女子って、恋愛対象になりますか……?」
「……ええ」

恋愛対象になる。その言葉に、ドキリとする胸。

龍河さんがあの人と恋愛してしまったら……綺麗で、社長令嬢でCAなんて、私に勝つところない。

「フレッシュジュースです」

バーテンダーの声と一緒に私の前へグラスを置く音がすると、私はそのグラスを持って一気に乾いた喉へ流し込んだ。
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