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冷血な獣
第5章 お見合い大作戦2
そのまま暫く口内を堪能すると、龍河さんはクールに問う。
「妃南。シャワー、一緒に浴びるか?」
「えっ……!」
龍河さんとシャワー……。
恥ずかしくて想像しただけで卒倒しそうだ。
でも、つい昨日も断ったばかりだし。
どうしよう。一緒に入るべき?
「まだ緊張するのか?」
「……すいません」
申し訳なく謝ると、龍河さんが離れていってしまう。
「大丈夫だ。じゃあ妃南から先に浴びてこい」
ソファへ腰掛けながら、話す龍河さん。
「はい……」
私は大人しく従うしかなかった。