この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
冷血な獣
第5章 お見合い大作戦2
* * *
シャワーを浴び終えると、リビングへ戻った。
「龍河さんもシャワーどうぞ……」
用意されていたからバスローブを着ちゃった。
やっぱり変かな……。
龍河さんがじっと見ている様な気がする……。
「……ああ」
「龍河さん、お風呂も凄く綺麗でしたよ」
ソファに座っている龍河さんの方へ近づいていくと、龍河さんの前に笑顔で立ち止まる。
すると、そっと伸びてくる両手。
「髪が濡れてるな。風邪ひきたいのか?」
そのまま両手を掴まれると、龍河さんの方へ引き寄せられて。
「誘うような香だな」
鎖骨にキスされながら、バスローブの紐をするりと解かれる。
その突然の出来事に私は龍河さんの肩に両手を置いたまま、ソファに膝をついていたが。
片手で腰をぐいっと引き寄せられて龍河さんの太股に座らされると、切なげに龍河さんを見た。
「あっ……待って……」
「妃南、嫌か?」
「そうじゃなくて……お風呂、入らなくて良いんですか……?」
シャワーを浴びたかった筈じゃ……。
そう不思議に思っていると、返事をされる。
「先に妃南を味わいたい」
味わいたいって……。
バスローブを開いて龍河さんが露になった胸の先端へキスをすると、私は快感混じりのくすぐったさを我慢する。
「ンッ……」
しかし急に口内へ含まれると、
「ンンッ……あっ……」
全身から力が抜け、熱い吐息と同時に喘いだ。