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飼っていたペットに飼われています。
第72章 [閑話小話]【裏】私の悩み(サキ目線)

※この話は1部と2部の間の幸せな2人の小話です。
「ねえ、サキ。久しぶりにアレやって?」
「…なぁに?」
「俺を想って『スイの欲しいよぉ…』ってするヤツ、やって?」
ベッドメイキング中に、スイがニヤニヤしながらやってきた時から嫌な予感はしてた。
でも、ここでムキになったらスイの思うツボだって思って、心臓をバクバクさせながらもなるべく冷静に返す。
「…しません。2度と!」
「なんでー? 別にオナニーなんて女の子みんなやってるよ?」
むっ…! 誰と比べてるんだろう。
スイは格好いいし、多分初めてじゃないんだろうなって予感はしてたけど聞かないようにしてたのに。
つい、口から嫌な言葉が滑り出ちゃう。
「…さすが人気バンドボーカルさんは違いますね? スイは…いっぱい可愛い女の子と、その…そうゆうコト、してきたんでしょ? 全部その子達にお願いすればいいじゃない!」
言いながら、自分が惨めで駄目な彼女で悲しくて、直していたベッドの上に飛び込んで、溢れる涙を隠すようにスイの枕の上に顔を押し付けながら、それでも止まらない言葉を続ける。
「…私なんて、どんな形でも初めてがスイでよかったって、思ってるのに。…馬鹿みたい。」
「サキ?」
「もうやだ! あっち行って! いますごい酷い顔してるから見られたくない。」
「ねえ、サキ。久しぶりにアレやって?」
「…なぁに?」
「俺を想って『スイの欲しいよぉ…』ってするヤツ、やって?」
ベッドメイキング中に、スイがニヤニヤしながらやってきた時から嫌な予感はしてた。
でも、ここでムキになったらスイの思うツボだって思って、心臓をバクバクさせながらもなるべく冷静に返す。
「…しません。2度と!」
「なんでー? 別にオナニーなんて女の子みんなやってるよ?」
むっ…! 誰と比べてるんだろう。
スイは格好いいし、多分初めてじゃないんだろうなって予感はしてたけど聞かないようにしてたのに。
つい、口から嫌な言葉が滑り出ちゃう。
「…さすが人気バンドボーカルさんは違いますね? スイは…いっぱい可愛い女の子と、その…そうゆうコト、してきたんでしょ? 全部その子達にお願いすればいいじゃない!」
言いながら、自分が惨めで駄目な彼女で悲しくて、直していたベッドの上に飛び込んで、溢れる涙を隠すようにスイの枕の上に顔を押し付けながら、それでも止まらない言葉を続ける。
「…私なんて、どんな形でも初めてがスイでよかったって、思ってるのに。…馬鹿みたい。」
「サキ?」
「もうやだ! あっち行って! いますごい酷い顔してるから見られたくない。」

