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第72章 ［閑話小話］【裏】私の悩み（サキ目線）

　子供みたいにバタバタさせながら主張したふくらはぎをスイがクイッと掴んで止めながらベッドに腰掛ける振動が伝わる。
「…俺だって、サキが初めてだったよ。」
「え？」
　意外すぎる言葉に思わず顔を上げてスイの方を見てしまう。
「…泣いちゃったんだ？　ほんと可愛いなぁ、サキは。」
　そう言ってショートパンツから伸びた私の太腿を彼の綺麗な指で優しく引っ掻くようになぞる。
「ふぁ…！　やめて…。んっ…。」
　ぞわぞわする刺激がたまらなくて、顔をまた枕に埋めて漏れ出る声を我慢する。
「やめない。まあ、リョウの家に住んでた頃はアイツ平気で毎日違う女連れ帰ってきてたから、そういう現場は沢山見てきたし、大抵その女が股開きながら『スイさんのも挿れてください』って流れになってたけど。」
「んんっ…。むうーっ…。」
「俺いつも、気持ち悪いなぁって思ってたんだよ。女のそういうトコ。」
「ふっ。んんっ…。」
「だからサキの見たときは本当綺麗で感動したし、生まれて初めて挿れたくてたまらなくなったんだよ？」
　そういいながら指はどんどん上にあがって遂にショートパンツの隙間から中まで侵入してきた。
「ンッ！　やぁ…っ！」
「まあ、でも俺も男だしAVくらいは見るよ。リョウの部屋にあったのはどれも顔も胸も作り物で、パッケージ見ただけで無理だったけど。」
　片手はショーツ越しに割れ目をなぞりながら、ベッドに上がってつぶれた胸の下に手を差し込み揉んだり、固くなった所をクリクリいじりながらスイは続ける。
「だから本当改めてサキのこの体は奇跡なんだって思うよ。」
「ンーーーっ！　そんなの…っ！　しらなっ…！　ンンッ！」
「ほら、もうこんなにぐちゃぐちゃになってる可愛いトコロ、今日も使ってあげなきゃ可哀想だよ。早く機嫌直してシよう？　サキ？」
「むぅ…っ！　んン！　し…ないっ！」
「なんで？」
「きょ…はっ！　しな…いっ！」
「へぇ…。わかった。」