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飼っていたペットに飼われています。
第38章 【裏】 甘い飴をあげる(スイ目線)
 ちゅ…ちゅっ…。
 カメラを正面に震えるサキを抱えて自分の足の間に座らせ、優しく抱きしめながら軽いフレンチキスを繰り返して語りかける。

「…怖い?」
「ん…。」
「ごめんね。サキが可愛すぎるから、イジメたくなっちゃうんだ。」
 そういってまた啄むように口付ける。
「そ…なの?」
「うん。」
 …ちゅっ…。
「俺はサキが大好きだから。可愛いサキの姿を残しておきたい。」
「ふぇぇ…?」
 ぎゅっと閉じた目の強張りが解れ、一文字に固く結んでいた唇が柔らかく緩む。
「サキは俺が嫌いになった?」
「うぅん…。」
「じゃあいつもと一緒だよ。怖かったら俺の顔見てて?」
「んっ…。」

 そろそろ頃合いだろうと唇の谷間を舌で往復するようにチロチロ舐めていると、ようやくその侵入が許される。
 熱い舌と一緒に唾液をたっぷり絡めて送ると、サキの喉がコクリとなってそれを飲み込んだのがわかった。
 そのままじっくりと左手は布越しに胸の先端を狙って摘むように擦り、右手は太腿をゆっくり撫で回していくと、口づけの合間に甘い吐息が漏れ、重心がこちらに掛かってくるのを感じる。
 そっと後ろのホックを外して形の良い胸を開放し、円を描くように揉むと薄く色づく中心が桜色から紅色に変わってツンと立ち上がった。
 あえてソレをかすめるように指で優しく刺激する度、まるでもう世界でスイしか見えていないとでも言うようにトロンと目を潤ませて喘いだ。


 一方のスイは微笑みを絶やさないようにしていたが、あまりに狙い通りに事が進みすぎて、
 ーーやっぱりだめだこいつ。ちょろすぎるにも程があるぞ。
 と心の中で深い溜息をついていた。
 いくら自分を信頼しているとはいえ、男として見ていないはずの自分が少し飴をやっただけでこうなってしまうのはどうなんだ。そう思うと少し意地悪してやりたくなり、唇を離して乳首をキュッと摘んで強く喘がせ、そのまま潰すようにこねくりまわした。
 それなのに身体をビクビクと震わせながら、
「やぁ…っ! す…い…っ! ちゅ…して、ちゅうってしてぇ…。」
 と強請るサキはやっぱり馬鹿でたまらなく可愛い。

 あぁ。やっぱりどうしてもコイツじゃないと、サキじゃないとダメだ。
 そういう俺が1番馬鹿なんだよな。そう思いながら唇を重ね、更に激しく口内をねぶりながら蹂躙してやった。
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